リリースノート
ARM用IAR Embedded Workbenchバージョン7.50.2
このリリースノートでは、最新の機能や新しいデバイスサポート、プログラムの修正について説明します。
特徴
本リリースで修正された問題
英語版のインフォメーションセンタには、日本語化されていない最新情報があります。インフォメーションセンタ(英語)を参照してください。
Cortex-M7のETMv4トレース
IAR C-SPYデバッガが、Cortex-M7で使用されるARM ETMv4 (Embedded Trace Macrocellバージョン4)トレースをサポートするようになりました。ETMv4トレースにはI-jet Traceが必要です。『IAR C-SPY I-jetおよびJTAGjetドライバのリリースノート』を参照してください。最近のCortex-AコアでのPTMトレースのサポート
IAR C-SPYデバッガが、Cortex-A7/A9など最近のCortex-Aデバイスで使用されるPTM (Program Trace Macrocell)トレースをサポートするようになりました。PTMトレースには、I-jetを使用する場合、I-jet Traceまたはオンチップのトレースバッファ(ETBまたはETF)が必要です。『IAR C-SPY I-jetおよびJTAGjetドライバのリリースノート』を参照してください。C-STATでの解析レポートの生成
C-STATからhtml形式で解析レポートを生成できるようになりました。詳しくは、『C-STAT静的解析ガイド』を参照してください。
デバイスサポート
新規デバイスサポート
Freescale MKL82Z128xxx7 Microchip MEC1322 SiliconLabs EFM32JG1B100F128GM32
EFM32JG1B100F256GM32
EFM32JG1B200F128GM32
EFM32JG1B200F128GM48
EFM32JG1B200F256GM32
EFM32JG1B200F256GM48
EFM32PG1B100F128GM32
EFM32PG1B100F256GM32
EFM32PG1B200F128GM32
EFM32PG1B200F128GM48
EFM32PG1B200F256GM32
EFM32PG1B200F256GM48Spansion S6E2G26H0A
S6E2G26J0A
S6E2G28H0A
S6E2G28J0A
S6E2G36H0A
S6E2G36J0A
S6E2G38H0A
S6E2G38J0A
S6E2GH6H0A
S6E2GH6J0A
S6E2GH8H0A
S6E2GH8J0A
S6E2GK6H0A
S6E2GK6J0A
S6E2GK8H0A
S6E2GK8J0A
S6E2GM6H0A
S6E2GM6J0A
S6E2GM8H0A
S6E2GM8J0A
S6E2H14E0A
S6E2H14F0A
S6E2H14G0A
S6E2H16E0A
S6E2H16F0A
S6E2H16G0A
S6E2H44E0A
S6E2H44F0A
S6E2H44G0A
S6E2H46E0A
S6E2H46F0A
S6E2H46G0A
S6E2HE4E0A
S6E2HE4F0A
S6E2HE4G0A
S6E2HE6E0A
S6E2HE6F0A
S6E2HE6G0A
S6E2HG4E0A
S6E2HG4F0A
S6E2HG4G0A
S6E2HG6E0A
S6E2HG6F0A
S6E2HG6G0ASTMicroelectronics STM32F427AG
STM32F427AI
STM32F437AI
STM32F745IE
STM32F745IG
STM32F745VE
STM32F745VG
STM32F745ZE
STM32F745ZG
STM32756G-EVAL
STM32L152VD-X
STM32L162VD-XToshiba TMPM066FWUG
TMPM067FWQG
TMPM068FWXBG
TMPM366F20AFG
TMPM37AFSQG
TZ1041MBGデバイスサポート
サンプルプロジェクト
様々な評価ボード向けに8100以上のサンプルプロジェクトが製品のインストールに含まれています。詳しくは インフォメーションセンタを参照してください。
重要な情報
- インストールの前に
問題を回避するため、以前にインストールされた旧バージョンのIAR Embedded Workbenchがあるディレクトリに本リリースをインストールしないでください。以前の製品をアンインストールするか、本リリースを別のディレクトリにインストールすることを推奨します。ただし、以前と同じように、同じバージョンのメインのアプリケーションを使用する異なる製品を同じルートディレクトリにインストールすることは可能です。
- 移行
バージョン5.40では、デバッガのフラッシュローダのしくみが変更されました。追加のパラメータを持たないデフォルトのフラッシュローダをプロジェクトで使用する場合は、移行作業は必要ありません。
プロジェクトがデフォルト以外のフラッシュローダを使用していたり、追加のパラメータを使用していることをデバッガが検出すると、使用するデバイスのデフォルトのフラッシュローダに戻されます。また、.boardファイルがプロジェクトディレクトリに作成されます。必要があれば、デフォルトのフラッシュローダをこのプロジェクト固有の.boardファイルによって手動で上書きすることで、.boardを編集して使用することができます。バージョン4.xから本バージョンに移行する場合は、ARM IAR Embedded Workbench移行ガイドをお読みになることを推奨します。
- オブジェクトフォーマット
コンパイラ、アセンブラ、リンカおよびデバッガオブジェクトのフォーマットは、ARM ABI ELF/DWARF標準バージョン2.08に基づいています。標準の定義については、ARMアプリケーションバイナリインタフェースを参照してください。
- Windows VistaおよびWindows 7
Windows VistaとWindows 7には、UAC (User Access Control)という新しいセキュリティ機構があります。UACを無効にすると、Windows VistaとWindows 7はXPのように動作しますが、コンピュータのセキュリティが低下するため、これは推奨しません。IAR Embedded Workbench IDEを管理者として実行する必要はありません。ただし、管理者でない場合は、C:\Program Files\IAR Systemsにインストール済みの製品ツリーへの変更は、意図したようには機能せず、予期しない結果となる可能性があることです。一例として、インストール済みの製品ツリーからプロジェクトを直接開いたり、ビルドするときです。ビルドは成功しますが、結果のファイル(オブジェクト、リスト ...) は想定した場所には表示されません。代わりに、すべての出力ファイルはVistaおよび7によってC:\Users\<ユーザ名>\AppData\Local\VirtualStore\Program Files\IAR Systemsへリダイレクトされます。これを回避する望ましい方法は、IARインフォメーションセンタを使用してサンプルを開き、手動または自動によりProgram Filesの外にサンプルをコピーすることです。
アップグレード情報
商標
IAR Systems、IAR Embedded Workbench、C-SPY、visualSTATE、From Idea to Target、IAR KickStart Kit、IAR PowerPac、IAR YellowSuiteおよびIARは、IAR Systems ABが所有権を有する商標または登録商標です。
MicrosoftおよびWindowsは、Microsoft Corporationの登録商標です。AdobeおよびAcrobat Readerは、Adobe Systems Incorporatedの登録商標です。CodeWrightは、Starbase Corporationの登録商標です。その他のすべての製品名は、その所有者の商標または登録商標です。
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