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新しいプロジェクトを作成するには、[プロジェクト]>[新規プロジェクトの作成]を選択します。[新規プロジェクトの作成]ダイアログボックスが表示されます。このダイアログボックスでは、プロジェクトテンプレートを使用して、新しいプロジェクトを作成できます。
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標準の[名前を付けて保存]ダイアログボックスが表示されるので、プロジェクトファイルを保存する場所、つまり新しく作成したprojectsディレクトリを指定します。[ファイル名]ボックスに「project1」と入力して、[保存]をクリックし、新しいプロジェクトを作成します。
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ファイルをプロジェクトに追加する前に、ワークスペースを保存してください。[ファイル]>[名前を付けてワークスペースを保存]を選択して、ワークスペースファイルを保存する場所を指定します。このチュートリアルでは、新しく作成したprojectsディレクトリに保存します。[ファイル名]ボックスに「tutorials」と入力して、[保存]をクリックし、新しいワークスペースを作成します。
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Tutor.cアプリケーションは、C言語の標準関数だけを使用した単純なプログラムです。配列をフィボナッチ数列の最初の10個の数値で初期化して、結果をstdoutに出力します。
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Utilities.cアプリケーションには、フィボナッチ数列を計算するためのユーティリティルーチンが含まれています。
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[ワークスペース]ウィンドウで、ソースファイルの追加先としてグループかプロジェクトを選択します。この例では、直接プロジェクトに追加します。
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[プロジェクト]>[ファイルの追加]を選択して、標準の参照ダイアログボックスを開きます。Tutor.cとUtilities.cの2つのファイルを探して、ファイル選択リストで選択します。[開く]をクリックして、それらのファイルをproject1プロジェクトに追加します。
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レベル: なし
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リストファイルの出力
アセンブラニーモニック |
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[OK]をクリックして、指定したオプションを設定します。
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Utilities.cをコンパイルするには、[ワークスペース]ウィンドウでそのソースファイルを選択します。
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同じ方法でTutor.cをコンパイルします。
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Listディレクトリには、リストファイルが保存されます。リストファイルの拡張子はlstです。
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Objディレクトリには、コンパイラとアセンブラが生成したオブジェクトファイルが保存されます。オブジェクトファイルの拡張子はoであり、ILINKリンカの入力として使用されます。
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Exeディレクトリには、実行可能ファイルが保存されます。実行可能ファイルの拡張子はoutであり、IAR C-SPY®デバッガの入力として使用されます。このディレクトリは、オブジェクトファイルをリンクするまでは空であることに注意してください。
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[ワークスペース]ウィンドウでリストファイルUtilities.lstをダブルクリックして開きます。リストファイルを開きます。以下に示す情報が記述されています。
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ヘッダには、製品バージョン、ファイル作成日時、使用されたコンパイラオプションのコマンドラインバージョンが記述されています。
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リストファイルの本体には、文ごとに生成されたアセンブラコードとバイナリコードが記述されています。さらに、さまざまなセクションへの変数の割当ても示されます。
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リストファイルのフッタには、スタック、コード、データの必要メモリ量の他、エラーメッセージやワーニングメッセージが生成された場合はそれらのメッセージが記述されます。
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[ツール]>[オプション]を選択して[IDE オプション]ダイアログボックスを開き、[エディタ]タブをクリックします。[更新ファイルをスキャン]オプションを選択します。このオプションは、リストファイルなど、エディタウィンドウで開かれているファイルの自動更新を有効にします。
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[ワークスペース]ウィンドウでUtilities.cファイルを選択して、右クリックしてコンテキストメニューを開き、[オプション]を選択して、C/C++ コンパイラのオプションのダイアログボックスを開きます。[継承した設定をオーバライド]オプションを選択します。[最適化]タブをクリックして、最適化のレベルとして[高]を選択します。[OK]をクリックします。
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Utilities.cファイルをコンパイルします。ここで、次の2点に注目します。最初に、[更新ファイルをスキャン]オプションが選択されているために、開かれているリストファイルが自動更新されていることに注意してください。次にリストファイルのフッタを参照して、最適化レベルを高めたことによるコードサイズの変化に注意してください。
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このチュートリアルでは、最適化レベル[なし]を使用するため、アプリケーションをリンクする前にデフォルトの最適化レベルに戻します。[ワークスペース]ウィンドウで選択したファイルを右クリックして、[C/C++ コンパイラ]オプションダイアログボックスを開きます。[継承した設定をオーバライド]オプションを選択解除して、[OK]をクリックします。Utilities.cファイルを再コンパイルします。
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[ワークスペース]ウィンドウでプロジェクトフォルダアイコン[project1 - デバッガ]を選択して、[プロジェクト]>[オプション]を選択するか、右クリックしてコンテキストメニューから[オプション]を選択します。続いて、[カテゴリ]リストで[リンカ]を選択して、リンカのオプションページを表示します。
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[OK]をクリックして、リンカオプションを保存します。
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[プロジェクト]>[作成]を選択します。進捗状況は、[ビルド]メッセージウィンドウに表示されます。リンクした結果、Debug\Exeディレクトリにあるデバッグ情報付きのコードファイルproject1.outとDebug\Listディレクトリにあるマップファイルproject1.mapが生成されます。
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