IARシステムズが、ARM用RTOS・ミドルウェアツールセット、IAR PowerPac for ARMの国内販売開始を発表
IAR PowePac for ARMは、高速、コンパクトなARMベースのアプリケーション構築を支援
IARシステムズ(本社:スウェーデン・ウプサラ市、日本法人:東京都千代田区神田須田町1-5東洋須田町ビル6階、代表取締役:上村清史)は、ARM用RTOS・ミドルウェアツールセット、IAR PowerPac for ARMを日本国内で販売開始したと発表しました。
IAR PowerPacは、組込みアプリケーション開発用の統合ミドルウェアツールセットで、フル機能リアルタイムオペレーティングシステム(RTOS)、高性能ファイルシステム、USBプロトコルスタック(追加オプション)、Ethernetプロトコルスタック(追加オプション、今秋発売予定)などが含まれ、RAMおよびROMのメモリ消費量を最低限に抑えるよう最適化されています。また、IAR PowerPacは、アセンブラ、C/C++を使用して組込みアプリケーションを構築、デバッグするための開発ツールスイートであるIAR Embedded Workbenchを拡張するのに最適な製品であり、さらに、その他のすべてのIARシステムズ製品とも互換性が完全に保証されます。
対象ターゲットARMコアは、ARM7、ARM9、ARM9E、ARM10E、ARM11、SecurCore、Cortex M3、XScaleで、各ARMチップメーカが販売しているデバイスを搭載した評価ボード用BSP(ボードサポートパッケージ)も豊富に準備しています。ARM以外のターゲットに関しましても、今秋発売予定のフリースケール製ColdFireを初め、順次対応予定です。
IAR PowerPacのライセンス形態は、シングルユーザライセンスに加えて、20人までの開発チーム向けグループライセンス、人数無制限のサイトライセンスを提供しており、それぞれ、オブジェクトコードのみまたはオブジェクトコード+ソースコードが選択できます。また、ターゲット製品の生産数に関連するロイヤリティや料金は一切かかりません。
IAR PowerPacのRTOSカーネルは、プリエンプティブおよびラウンドロビン制御可能で、メモリ消費量を最小限に抑えるよう最適化されており、メモリプリントは、わずか2KBです。しかしながら、メールボックス、イベントおよびさまざまな種類のセマフォなど、完全な通信メカニズムが装備されており、すべてのタスクと通信インスタンスは、動的に作成、削除、設定でき、優先順位は完全に制御できます。さらに高速タスクスイッチングおよび完全に割込み制御可能なことにより、タイムクリティカルなアプリケーションでも使用可能です。これらの機能によりこれまで、メモリコスト、性能面でRTOSを使用できなかったアプリケーションへの適用も可能になります。
IAR PowerPacファイルシステムは、あらゆる記憶メディアに使用できる組込みファイルシステムです。これは、RAMおよびROM両方のメモリ消費量を最小限に抑え、高速で柔軟性を持つために最適化された高性能ライブラリです。高度なモジュール構造により、必要な関数のみがリンクされ、ROMサイズを非常に小さく抑えられます。
IAR PowerPac USBを使用することで、IAR Embedded Workbenchで開発した既存のアプリケーションに、USBデバイススタックを非常に簡単に追加でき、ハードウェアアクセス用ドライバ、USBコア、USBクラスドライバまたはバルク通信コンポーネントの3つのレイヤで構成されています。応用分野は、カメラ、MP3プレーヤ、モデム、PCキーボードなど、PCに簡単に接続できるポータブルデバイスです。IAR PowerPac USBは、追加オプションとして提供されます。
IAR PowerPacの評価版(3タスク制限版)が、IARシステムズのWebサイト(www.iarsys.co.jp)よりダウンロード可能です。
お問い合わせ先
- IARシステムズ株式会社
- info@iarsys.co.jp
- 電話:03-5298-4800 FAX:03-5298-4801