FAQ~よくある質問~ | FAQマスタ詳細表示
FAQ詳細情報
ID | 10810526 |
---|---|
FAQカテゴリ(大) | コンパイラ |
最終更新日 | 2016-02-20 |
質問内容
TN24725: インクルードファイルのMISRA-Cチェックを禁止する
回答内容
ターゲット:すべて
コンポーネント:コンパイラ
公開日:2012年11月19日8時51分
概要
私のコードは MISRA C に準拠していて、コンプライアンスを確保するために必要なMISRA Cルールを有効にしています。しかし、コントロール外であるとヘッダファイルをインクルードする必要があるので、ヘッダファイルについてはチェックしないようにする必要があります。
問題
インクルードファイルがMISRA-Cルールに準拠していないためチェックをしないようにしたい。
解決策
The #pragma diag_suppress=tag[,tag,...] を使用して、MISRA-Cチェッカの動作を抑止することができます。
以下のマクロを使用することで、MISRA-Cタグの長いリストを書かずにすみます。
#define MISRAC_DISABLE _Pragma ("diag_suppress= \
Pm001,Pm002,Pm003,Pm004,Pm005,Pm006,Pm007,Pm008,Pm009,Pm010,Pm011,\
Pm012,Pm013,Pm014,Pm015,Pm016,Pm017,Pm018,Pm019,Pm020,Pm021,Pm022,\
Pm023,Pm024,Pm025,Pm026,Pm027,Pm028,Pm029,Pm030,Pm031,Pm032,Pm033,\
Pm034,Pm035,Pm036,Pm037,Pm038,Pm039,Pm040,Pm041,Pm042,Pm043,Pm044,\
Pm045,Pm046,Pm047,Pm048,Pm049,Pm050,Pm051,Pm052,Pm053,Pm054,Pm055,\
Pm056,Pm057,Pm058,Pm059,Pm060,Pm061,Pm062,Pm063,Pm064,Pm065,Pm066,\
Pm067,Pm068,Pm069,Pm070,Pm071,Pm072,Pm073,Pm074,Pm075,Pm076,Pm077,\
Pm078,Pm079,Pm080,Pm081,Pm082,Pm083,Pm084,Pm085,Pm086,Pm087,Pm088,\
Pm089,Pm090,Pm091,Pm092,Pm093,Pm094,Pm095,Pm096,Pm097,Pm098,Pm099,\
Pm100,Pm101,Pm102,Pm103,Pm104,Pm105,Pm106,Pm107,Pm108,Pm109,Pm110,\
Pm111,Pm112,Pm113,Pm114,Pm115,Pm116,Pm117,Pm118,Pm119,Pm120,Pm121,\
Pm122,Pm123,Pm124,Pm125,Pm126,Pm127,Pm128,Pm129,Pm130,Pm131,Pm132,\
Pm133,Pm134,Pm135,Pm136,Pm137,Pm138,Pm139,Pm140,Pm141,Pm142,Pm143,\
Pm144,Pm145,Pm146,Pm147,Pm148,Pm149,Pm150,Pm151,Pm152,Pm153,Pm154,\
Pm155")
#define MISRAC_ENABLE _Pragma ("diag_default= \
Pm001,Pm002,Pm003,Pm004,Pm005,Pm006,Pm007,Pm008,Pm009,Pm010,Pm011,\
Pm012,Pm013,Pm014,Pm015,Pm016,Pm017,Pm018,Pm019,Pm020,Pm021,Pm022,\
Pm023,Pm024,Pm025,Pm026,Pm027,Pm028,Pm029,Pm030,Pm031,Pm032,Pm033,\
Pm034,Pm035,Pm036,Pm037,Pm038,Pm039,Pm040,Pm041,Pm042,Pm043,Pm044,\
Pm045,Pm046,Pm047,Pm048,Pm049,Pm050,Pm051,Pm052,Pm053,Pm054,Pm055,\
Pm056,Pm057,Pm058,Pm059,Pm060,Pm061,Pm062,Pm063,Pm064,Pm065,Pm066,\
Pm067,Pm068,Pm069,Pm070,Pm071,Pm072,Pm073,Pm074,Pm075,Pm076,Pm077,\
Pm078,Pm079,Pm080,Pm081,Pm082,Pm083,Pm084,Pm085,Pm086,Pm087,Pm088,\
Pm089,Pm090,Pm091,Pm092,Pm093,Pm094,Pm095,Pm096,Pm097,Pm098,Pm099,\
Pm100,Pm101,Pm102,Pm103,Pm104,Pm105,Pm106,Pm107,Pm108,Pm109,Pm110,\
Pm111,Pm112,Pm113,Pm114,Pm115,Pm116,Pm117,Pm118,Pm119,Pm120,Pm121,\
Pm122,Pm123,Pm124,Pm125,Pm126,Pm127,Pm128,Pm129,Pm130,Pm131,Pm132,\
Pm133,Pm134,Pm135,Pm136,Pm137,Pm138,Pm139,Pm140,Pm141,Pm142,Pm143,\
Pm144,Pm145,Pm146,Pm147,Pm148,Pm149,Pm150,Pm151,Pm152,Pm153,Pm154,\
Pm155")
以下のように書くことで、インクルードファイルの MISRA-C チェックを抑止できます。
MISRAC_DISABLE
#include "myincludes.h"
MISRAC_ENABLE
その他の解決策
IAR のヘッダーファイルがどのように記述されているか調べることにより、インスピレーションと暗示を受けることができます。これらのヘッダファイルは、MISRA Cに準拠するように書かれていません - これらは効率的に動作するように書かれています。
これらのファイルには、文書化されていない pragma が含まれています。
#pragma system_include
この pragma は MISRA-C エラーになるヘッダファイルの、初めのほうに追加することができます。
すべての製品名は、各社の商標または登録商標です。
参考資料URL
-
http://supp.iar.com/Support/?Note=24725
Tecn Note 24725: 英文サイト