リリースノート
ARM用IAR Embedded Workbenchバージョン7.80.2
このリリースノートでは、最新の機能や新しいデバイスサポート、プログラムの修正について説明します。
特徴
本リリースで修正された問題
英語版のインフォメーションセンタには、日本語化されていない最新情報があります。インフォメーションセンタ(英語)を参照してください。
バージョン7.70.1
ARM Cortex-A/R/M デバッグ トレース プルーブのために 新しい IAR I-jet Trace をサポート
ARM Cortex-A/R/M の I-jet Trace は強力なプローブで、ARM CoreSight デバッグ インターフェイスのデバイスに幅広いデバッグおよびトレース機能を提供します。大容量のトレースメモリと、USB 3.0 および最大 350 MHz のトレースクロックを介して高速通信(ダブル データ レート)を提供します。I-jet Trace は、MIPI-20、MIPI-60、Mictor-38、コネクタを使用して、Cortex-A、 Cortex-R、Cortex-M デバイスで最大 16 トレース データラインまでの ETM、PTM、SWO トレース ストリームをサポートします。詳しくは、I-jet Trace 製品ページおよびIAR デバッグ プローブ ユーザー ガイドを参照してください。新しい ARMv8-M アーキテクチャの初期サポート
このリリースは、ARMv8-M Baseline および Mainline 実装の両方をサポートします。ARMv8-M アーキテクチャは、組み込み IoT 市場のアプリケーションの安全性を確保することに焦点を当てています。詳細については、コンパイラのリリースノートを参照してください。ARM Fastmodels の CADI
新しい CADI C-SPY デバッガ ドライバは、ARM Fast Modelsハードウェア シミュレーションテクノロジをサポートします。
デバイスサポート
新規デバイスサポート
Atmel ATSAMHA1G14A
ATSAMHA1G15A
ATSAMHA1G16AMicrosemi M2S090
M2S150NXP LPC4072
LPC54605J256ET180
LPC54605J512ET180
LPC54606J256ET180
LPC54606J512BD208
LPC54607J256BF208
LPC54607J256ET180
LPC54608J512BD208
LPC54608J512ET180
MCIMX6G0
MCIMX6G1
MCIMX6Y0
MCIMX6Y1
MCIMX6Y2
MCIMX6Y7ONSemiconductor NCS36510 STMicroelectronics STM32F413CG
STM32F413CH
STM32F413RG
STM32F413RH
STM32F413VG
STM32F413VH
STM32F413ZG
STM32F413ZH
STM32F423CH
STM32F423MH
STM32F423RH
STM32F423VH
STM32F423ZH
STM32L432KB
STM32L451CC
STM32L451CE
STM32L451RC
STM32L451RE
STM32L451VC
STM32L451VE
STM32L452CC
STM32L452CE
STM32L452RC
STM32L452RE
STM32L452VC
STM32L452VE
STM32L462CE
STM32L462RE
STM32L462VEVorago VA10800
VA10820デバイスサポートt
サンプルプロジェクト
様々な評価ボード向けに9000以上のサンプルプロジェクトが製品のインストールに含まれています。詳しくは インフォメーションセンタを参照してください。
重要な情報
- インストールの前に
問題を回避するため、以前にインストールされた旧バージョンのIAR Embedded Workbenchがあるディレクトリに本リリースをインストールしないでください。以前の製品をアンインストールするか、本リリースを別のディレクトリにインストールすることを推奨します。ただし、以前と同じように、同じバージョンのメインのアプリケーションを使用する異なる製品を同じルートディレクトリにインストールすることは可能です。
- 移行
バージョン5.40では、デバッガのフラッシュローダのしくみが変更されました。追加のパラメータを持たないデフォルトのフラッシュローダをプロジェクトで使用する場合は、移行作業は必要ありません。
プロジェクトがデフォルト以外のフラッシュローダを使用していたり、追加のパラメータを使用していることをデバッガが検出すると、使用するデバイスのデフォルトのフラッシュローダに戻されます。また、.boardファイルがプロジェクトディレクトリに作成されます。必要があれば、デフォルトのフラッシュローダをこのプロジェクト固有の.boardファイルによって手動で上書きすることで、.boardを編集して使用することができます。バージョン4.xから本バージョンに移行する場合は、ARM IAR Embedded Workbench移行ガイドをお読みになることを推奨します。
- オブジェクトフォーマット
コンパイラ、アセンブラ、リンカおよびデバッガオブジェクトのフォーマットは、ARM ABI ELF/DWARF標準バージョン2.08に基づいています。標準の定義については、ARMアプリケーションバイナリインタフェースを参照してください。
- Windows VistaおよびWindows 7
Windows VistaとWindows 7には、UAC (User Access Control)という新しいセキュリティ機構があります。UACを無効にすると、Windows VistaとWindows 7はXPのように動作しますが、コンピュータのセキュリティが低下するため、これは推奨しません。IAR Embedded Workbench IDEを管理者として実行する必要はありません。ただし、管理者でない場合は、C:\Program Files\IAR Systemsにインストール済みの製品ツリーへの変更は、意図したようには機能せず、予期しない結果となる可能性があることです。一例として、インストール済みの製品ツリーからプロジェクトを直接開いたり、ビルドするときです。ビルドは成功しますが、結果のファイル(オブジェクト、リスト ...) は想定した場所には表示されません。代わりに、すべての出力ファイルはVistaおよび7によってC:\Users\<ユーザ名>\AppData\Local\VirtualStore\Program Files\IAR Systemsへリダイレクトされます。これを回避する望ましい方法は、IARインフォメーションセンタを使用してサンプルを開き、手動または自動によりProgram Filesの外にサンプルをコピーすることです。
アップグレード情報
商標
IAR Systems、IAR Embedded Workbench、C-SPY、visualSTATE、From Idea to Target、IAR KickStart Kit、IAR PowerPac、IAR YellowSuiteおよびIARは、IAR Systems ABが所有権を有する商標または登録商標です。
MicrosoftおよびWindowsは、Microsoft Corporationの登録商標です。AdobeおよびAcrobat Readerは、Adobe Systems Incorporatedの登録商標です。CodeWrightは、Starbase Corporationの登録商標です。その他のすべての製品名は、その所有者の商標または登録商標です。
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