重要な情報
-
デバイスの選択
使用するデバイスを選択できます。つまり、コア(デフォルトのddf
ファイル)、およびフラッシュローダ(使用可能な場合)が自動的に選択されます。これは、ヘッダ(.h
)ファイルおよびデバイス定義(.ddf
)ファイルでサポートされているすべてのデバイスで可能です。 -
インストールの前に
問題を回避するため、以前にARM用IAR Embedded Workbenchのバージョン5.x、4.x、3.x、2.xがインストールされているディレクトリにリリース6.xをインストールしないでください。
以前の製品をアンインストールするか、本リリースを別のディレクトリにインストールしてください。ただし、以前と同様に、バージョン6.xの汎用IDEコンポーネントを使用した異なる製品を同じルートディレクトリにインストールすることはできます。アプリケーションの移行
バージョン5.x、4.xまたは3.xから本バージョンに移行する場合、ARM IAR Embedded Workbench移行ガイドをお読みになることを推奨します。
その他の一般的情報は、テクニカルノート40394にあります。
スタックは8バイト境界にアラインメントする必要があります。スタックのアラインメントに関する追加情報は、テクニカルノート96045にあります。新しいFreescale Kinetisの部品番号採番方式
バージョン6.30では新しいFreescale Kinetis部品番号の採番方法を導入しました。次の旧型デバイスでの選択内容は、新しい部品番号の採番方式に自動的に変換されます。- K40Xxxx ⇒ MK40DX256Zxxx10
- K53Xxxx ⇒ MK53DN512Zxxx10
- K60Xxxx ⇒ MK60DN512Zxxx10
ビッグエンディアンモードでのCortex-R4の使用
Cortex-R4コアにビッグエンディアンを選択する場合、デフォルトのビッグエンディアンモードはBE32です。Cortex-R4の通常のビッグエンディアンモードはBE8であるため、必ずターゲットにとって正しいモードを選択してください。
新機能
- なし。
既知の問題
[メモリ]ウィンドウにそれ自体よりも大きい選択項目の中心が表示されて、フォーマット(1x、2x、4x)が変更になった場合、[メモリ]ウィンドウは選択項目の一番下までスクロールします。
[EW13204]IAR Embedded Workbenchのショートカットキーワードが、[ターミナルI/O]ウィンドウで機能しません。
[EW14290]プロジェクトをビルドすると、[ビルド]メッセージウィンドウが下までスクロールできない場合があります。これは、行を折り返す場合に、メッセージ行の長さとウィンドウ幅の特定の組合せについて発生します。簡単な対策は、IDEウィンドウの幅を調整することです。
[EW15473]エディタウィンドウを左右に分割した場合、左側のウィンドウに縦のスクロールバーがありません。
[EW15588]コンパイラ最適化オプションの 命令スケジューリングを指定した場合、バージョン3.xxから4.xxにプロジェクトを変換すると設定が失われます。
[EW15605]行番号をクリックしても、ファイルの最後の行が選択できません。これは、他のすべての行についても同じです。
[EW15705]iolpcxxxx.h
ファイルで定義された一部のNXP LPC I/Oレジスタにリード/変更/ライトの操作を行うと、未定義のビットがリードおよびライトされることがあります。
[EW16180]GUIベースのアプリケーションを実行しようとすると、IAR Embedded Workbench IDEのビルド後のアクションがフリーズします。
対策は、ビルド後コマンド行の先頭にcmd /c
をつけることです。
[EW18171]デバッグドライバGUI DLL (WTD)がない場合に、プロジェクトを開くたびにワーニングのダイアログボックスが表示される可能性があります。
[EW18350]フラッシュダウンロードの途中でIAR Embedded Workbench IDEウィンドウを最小化すると、サブウィンドウのサイズが変わって非常に小さくなります。
[EW18642]tms470r1b1m_bit_definitions.h
中のMS
定義が、iotms470r1b1m.h
中のMS
と衝突します。
[EW18691]デュアルモニタシステムでドッキングされていないウィンドウを別の画面に移動すると、サイズ変更で問題が発生します。
[EW19039]IDEが
$TARGET_BNAME$
を外部ツールの呼出しで使用して、出力ファイルがないとき、それを展開できません。
[EW21158, EW21197]出力コンバータからの出力先を拡張子
.out
を持つファイルに指定すると、EWARMがハングします。
[EW21166]TDGC周辺がAtmel AT91SAM9263のヘッダおよびddfファイルにありません。
[EW21551]ClearCase 7.1が同じコンピュータにインストールされていると、EWARMが保護違反によってクラッシュしたり、空のワークスペースウィンドウが表示されたりすることがあります。詳しくはテクニカルノート63639を参照してください。
[EW21945]TI RDK-IDMのサンプルプロジェクトがRev C16ボードで機能しません。
[EW21960]オンラインヘルプシステムでctrl-vとctrl-cを使用したときに、問題があります。回避方法として、コンテキストメニューからコピーと貼り付けを使用できます。
[EW22313][ツール]>[オプション]>[プロジェクト]>[ブラウズ情報を生成]を選択すると、ライセンスドングルが差し込まれていたり、ライセンスサーバが見つからないなど、ライセンスが見つからない場合にEWARMがハングします。
[EW22350]出力コンバータの設定がIAR Embedded Workbench IDEで変更され、IDEが実行中のままである場合、
IarBuild.exe
を実行しようとすると終了コード1とともに非表示で終了します。
[EW22481]コンテキストメニューの[定義に移動]が、ヘッダファイルに関数が定義されている場合に機能しないことがあります。
[EW22518、EW22612]パックされた構造体に配置されたfloat型の値が間違って表示されることがあります。
[EW22529][ツール]>[オプション]>[メッセージ]>[ファイルにログ]ダイアログボックスの[古いファイルに上書き]オプションが、[ログファイル]テキストボックスに絶対パスが指定されている場合にのみ機能します。
[EW22709]同一ディレクトリの複数の異なるツールチェーンに対してIAR Embedded Workbench IDEがインストールされ、これらのツールチェーンで異なる言語が使用可能である場合、IDEで言語が混在することがあります。
ITMに基づいたイベントログのメカニズムが、ST ST-LINKデバッグプローブの使用時にサポートされません。次のアップデートにサポートが追加される予定です。
プログラム修正
-
ソースブラウザがメモリを返さずに消費することがなくなりました。
[EW22527] -
--c++
を使用しないときに、C++オプションが使用されなくなりました。
[EW22532] -
エディタペインのファイルが正しく復元されるようになりました。
[EW22602] -
Freescale Kinetisのリンカ設定ファイルのいくつかが、0x20000000にあるRAMバンク間の境界を誤って処理しなくなりました。
[EW22635] -
Fujitsu MB9EF126の設定で、間違ったARMコアが指定されなくなりました。
[EW22661] -
Phytec LPC3180のイントロダクションの例が、より新しいバージョンのNANDメモリで機能するようになりました。
[EW22666] -
CCR3/CCR4の定義が、
iostm32l151xx.ddf
ファイルに存在するようになりました。
[EW22680] -
RCC_APB2LPENR
とRCC_APB1LPENR
が、STM32L15xのヘッダファイルで正しい名称になりました。
[EW22683] -
アドレスゼロにあるブートローダのTI Stellarisの例が、デバッグ中にも機能するようになりました。
[EW22753]
ユーザガイドの訂正
- なし。
その他
-
デバイスサポートの追加
IAR用IAR Embedded Workbenchに追加のデバイスサポートを追加する方法を記したドキュメントのセットが用意されています。
ドキュメント |
説明 | テンプレート |
フラッシュローダ | ![]() |
|
デバイスヘッダフォーマット | ![]() |
![]() |
DDFフォーマット | ![]() |
プロジェクトマネージャのカスタムビルド規則からGUIベースのプログラムを実行する
GUIベースのプロジェクトをカスタムビルド規則から実行するには、プログラムがcmd /c
でラップされている必要があります。たとえば、次のようになります:cmd /c prog.exe $PROJ_PATH$
.
プロジェクトヘッダファイルのパスをビルドに追加する
この機能を有効にするには、[プロジェクトオプション]ダイアログの[C/C++コンパイラ]カテゴリの[追加オプション]ページで特殊変数$PATHS_OF_PROJECT_HEADER_FILES$
を追加します。その結果、-I コマンドラインオプションを使用して、プロジェクト内の各メンバヘッダファイルのディレクトリパスがコマンドラインに追加されます。たとえば、プロジェクトにヘッダファイルC:/a/fa.h
とC:/b/fb.h
が含まれる場合、コンパイラのコマンドラインは追加の引数-IC:/a/
と-IC:/b/
を取得します。
リリース履歴
V6.21 2011-07-05
プログラム修正-
$VARIABLES$
が実際にビルドする構成を基準にして展開されなかった場合のビルドの問題が修正されました。
[EW22400] -
SCCのバージョン管理システムのサブメニューにあるチェックアウトを元に戻すコマンドが、正しく機能するようになりました。
[EW22462] -
間違ったRCC_AHBRSTR定義が、iostm32L151xx.hとiostm32L152xx.hにあります。
[EW22514] EWARM 6.21.2:
iostm32f207xx.hのいくつかのレジスタ定義を修正しました。
[EW22577]EWARM 6.21.2:
iostm32L151xx.hとiostm32L152xx.hにGPIOH定義がありません。
[EW22580]EWARM 6.21.2:
STM32F205Vxのデバイス構成ファイルがありませんでした。
[EW22587]EWARM 6.21.2:
ios3fn41f.hのレジスタ定義のいくつかが修正されました。
[EW22588]EWARM 6.21.2:
ARM926を誤ってコアとして使用するHilscher Net.x50を選択しても、正しいコアのARM966が使用されるようになりました。
[EW22600]EWARM 6.21.3:
Freescale Kinetis K70フラッシュローダが正しく機能しませんでした。
-
新機能の一覧は、トップレベルのリリースノートドキュメントを参照してください。
V6.20 2011-04-29
プログラム修正USB VirtualComドライバがWindows 7で動作するようになりました。
[EW22181]レジスタHcBCR0が、Toshiba TMPA900CMのデバイス固有ファイルに追加されました。
[EW22264]IarBuild.exe
が、[プロジェクトオプション]>[ビルドアクション]でIAR Embedded Workbench IDEと同じコマンドラインを実行可能になりました。
[EW22293]EXTIレジスタが、ST STM32F2xxのデバイス固有ファイルに追加されました。
[EW22288][ファイルで検索]のディレクトリを選択するダイアログボックスに、正しいダイアログボックスのタイトルとボタン名が表示されるようになりました。
[EW22304]2つ以上のIAR Embedded Workbenchツールチェーン(異なるマイクロコントローラのアーキテクチャ用)が同じディレクトリにインストールされていて、一部のツールチェーンが英語版しかない場合、英語以外のIAR Embedded Workbenchを起動すると、英語のみのツールチェーンでインフォメーションセンタが使用できませんでした。これは修正されました。
[EW22341]NXP LPC1778/LPC1788のデバイス固有ファイルで、EECLKDIVの定義が修正されました。
[EW22358]ST STM32F105xBフラッシュローダのブロックレイアウトが修正されました。
[EW22366]Freescale K60のデバイス固有ファイルのTSI定義が修正されました。
[EW22388]Freescale K60のデバイス固有ファイルに定義されている、存在しないSPI レジスタが削除されました。
[EW22395]EWARM 6.20.2:
Freescale Kinetisのイントロダクションの例にあるRAM構成が修正されました。
[EW22428]EWARM 6.20.2:
Freescale K60のイントロダクションの例で、正しいリンカ設定ファイルが指定されました。
[EW22429]EWARM 6.20.2:
OMAP-L138のjlinkスクリプトの構文エラーが修正されました。
[EW22431]EWARM 6.20.4:
Samsung S3FN60Dデバイスのレジスタ定義が間違っています。
[EW22466]EWARM 6.20.4:
Samsung S3FN21F、S3FN41F、S3FN60Dの各デバイス用リンカファイルのメモリマップ仕様が間違っています。
[EW22467]
Cortex-M3/M4用のDSPライブラリ
ARM CMSIS DSPライブラリが製品でサポートされ、同梱されるようになりました。このライブラリには、FIR/IIRフィルタ、FFT、DCT、ClarkeおよびPark変換、PIDコントローラなど、強力なDSP機能のコレクションが付属します。詳しくは、CMSIS DSPソフトウェアライブラリのドキュメントを参照してください。
CMSISサポートは、[プロジェクト]>[オプション]...>[一般オプション]>[ライブラリ構成]から有効にします。有効にすると、CMSISのインクルードパスおよびDSPライブラリは自動的にインクルードされます。Cortex-A8
ARM Cortex-A8コアのコード生成およびデバッグのサポート。Cortex-A9
ARM Cortex-A9コアのコード生成およびデバッグのサポート。サブバージョン
バージョン管理の統合が、サブバージョン(SVN)のサポートによって拡張されました。Powerデバッグの機能拡張
- J-Link Ultraが最大10 kHzのサンプリングレートをサポートするようになりました。
- しきい値に基づいて電力データをフィルタすることができます。
- しきい値(電力のブレークポイント)に基づいて、実行を停止できます。
- 電力サンプルは、その時点までに収集されたデータあるいはライブの取得値としてファイルに記録することが可能です。
printf/scanfフォーマッタの自動選択
コンパイラ/リンカはprintf/scanfフォーマッタ指定子を解析して、ライブラリから最も小さいフォーマッタを選択します。仮想関数除去(VFE)
コンパイラ/リンカはC++ アプリケーションを最適化し、未使用の仮想関数を削除します。RTOSコンテキスト依存ヘルプ
一部のRTOSで文脈に沿ったヘルプが利用可能となり、API関数の説明が簡単に入手できるようになりました。
V6.10 2010-11-04
プログラム修正Atmelヘッダファイル
ioat9sam7se512.h
のAT91C_ISRAM_SIZE
定義が間違っていました。正しくは0x00008000
です。
[EW21581]-
Windowsの上限
_MAX_PATH
を超えるファイルパスによって、IAR Embedded Workbenchがフリーズまたは異常終了することがありました。このような状況は検出され、エラーとしてフラグが付けられます。
[EW21645] -
..を含むパスを使用して出力ディレクトリを定義すると、デバッガを起動できなくなることがありました。これは修正されました。
[EW21839] -
DLIBテンプレートプロジェクトを修正せずにビルドできるようになりました。
[EW21902] レジスタビット定義
ADEN
がiotmpm370FxFG.h
に追加されました。
[EW21994]-
[プロジェクト]>[オプション...]>[リンカ]>[出力]>[出力ファイル]テキストボックスが、ファイル名ではなくファイルパスを受け入れていたため、プロジェクトのビルドで問題が発生することがありました。これは修正されて、オプションの名称が変更になりました。
[EW22004] -
EWARM 6.10.2:
examples\NXP\LPC13xx\LPC1300CMSIS\Drivers\source\lpc13xx_gpio.c
のGPIO_SetInterrupt()
の関数記述が間違っています。
[EW22086] -
EWARM 6.10.2:
iolpc3250.h
のレジスタ幅の定義が間違っています。
[EW22114、EW22154] -
EWARM 6.10.2:
エディタのフォントタイプとサイズを変更するときにIDEが異常終了しなくなりました。
[EW22115] -
EWARM 6.10.2:
examples\ST\STM32F10x\IAR-STM32F107VC-SK\Accelerometer_Demo\modules\i2c1_drv.c
でvolatile宣言がない場合、最適化レベルが「高」のときにアプリケーションエラーが発生していました。
[EW22139] -
EWARM 6.10.5:
プロセッサのサポートファイルにAtmel AT91SAM9260 TWI_SRレジスタビット、EOSACC、SCLWS、ARBLSTがありませんでした。
[EW20728] -
EWARM 6.10.5:
Atmel AT91SAM9260 TWI_SRレジスタビット、TXBUFF、RXBUFF、ENDTX, ENDRXがプロセッサのサポートファイルに定義されていますが、これらは実際のハードウェアに存在する必要があります。
[EW20729] -
EWARM 6.10.5:
IDEコマンドの[ビルドを停止]が、新しいコマンドシェルで開始されてビルド前またはビルド後のアクションに適用されたときに正しく機能するようになりました。
[EW22075] -
EWARM 6.10.5:
大規模で複雑なプロジェクトで、IAR Embedded Workbenchのソースブラウザがフリーズしなくなりました。
[EW22126] -
EWARM 6.10.5:
フラッシュローダがAT91SAM7S256のレビジョンCで機能しませんでした。
[EW22165] -
EWARM 6.10.5:
プリプロセッサマクロの再帰的な定義によって、IAR Embedded Workbenchが異常終了しなくなりました。
[EW22177] -
EWARM 6.10.5:
ビルドの最後に報告されるエラーおよびワーニングの数が正確になりました。
[EW22202] -
EWARM 6.10.5:
ヘッダファイルiolpc3250.hで、MISRA-Cチェックが失敗していました。
[EW22268]
Powerデバッグ
Powerデバッグは、組込みシステムでのソフトウェア実装がシステムレベルの電力消費にどう影響するかについての情報をソフトウェア開発者に提供する手法です。ソースコードと電力消費を組み合わせることで、電力の最適化のテストと調整が可能になります。デバッグプローブは、システムが使用する瞬間の電流をサンプリングして、それをデバッガにフィードし、測定された電流がタイムスタンプの付けられたプログラムカウンタの値と同期されます。これによって、デバッガが消費電力を直接ソースコードに相互に関連付けて提示できます。デバッガは以下のソースからの電力データをサポートしています。- J-Link Ultra
電力データは、ボードレベルで高精度測定されます。MCUレベルでの電力測定を行うアダプタは、2011年第2四半期に利用できるようになる予定です。調整がサポートされています。 - J-Link
電力データは、ボードレベルで低精度測定されます。調整はサポートされていません。 - Energy Micro EFM32 Gecko開発およびスターターキット
J-Link互換のデバッグプローブがボード上に統合されています。電力データはMCUレベルで高精度測定されます。調整は不要です。
詳しくは、IAR Embedded Workbench® C-SPYデバッガガイドを参照してください。- J-Link Ultra
C-SPYデバッグガイドの追加
『C-SPYデバッグガイド』という新しいユーザガイドが追加されました。このガイドの目的は、アプリケーションのデバッグでユーザにIAR C-SPYデバッガの機能を十分に活用してもらうことです。C99
本製品は1999年に定義された最新のC規格(C99)をデフォルトのC言語として使用しています。C++
C++言語のサポートが追加されました。デフォルトでは、ISO/IEC 14882:2003 C++規格を完全にサポートしています。EC++およびEEC++の派生規格も引き続き利用できます。Cortex-A5
ARM Cortex-A5コアのコード生成およびデバッグのサポート。RTOSの統合
評価を容易にするために、サードパーティ製RTOSおよびミドルウェアソリューションの製品情報、評価バージョン、サンプルプロジェクトがIAR Embedded Workbenchに統合されました。RTOSおよびミドルウェア情報、サンプルプロジェクトには、IARインフォメーションセンタからアクセスできます。Cライブラリ
DLIBライブラリのスレッド環境のサポートが向上されました。浮動小数点の最適化コンパイラで、
オプション--relaxed_fp
を使用した場合よりも、浮動小数点式をより良く最適化できるようになりました。有効にした場合、コンパイラは浮動小数点式でより小さい浮動小数点型を使おうと試みます。CMSIS SVD
デバッガは、周辺レジスタ内容を表示するために、CMSISシステムビュー記述ファイルをサポートしています。P&E Micro JTAGプローブ
P&E Micro Multilink、Cyclone、OSJTAGがサポートされています。P&E MicroプローブでC-SPYを使用する場合の設定については、P&E MicrocomputerシステムインタフェースでIAR Workbenchデバッガを使用するための設定を参照してください。Freescale MQXプラグイン
Freescale MQX kernel awarenessプラグインが製品に同梱されています。FreeRTOS/OPENRTOSプラグイン
FreeRTOS/OPENRTOS kernel awarenessプラグインが製品に同梱されています。
V5.50 2010-04-21
プログラム修正Atmel ARM7の例で使用されている割込みハンドラが、8バイトの境界上のスタックをARM EABIで要求されるとおりにアラインメントしませんでした。
[EW21302]Atmelのヘッダファイル
ioat91sam3s1.h
、ioat91sam3s2.h
、ioat91sam3s4.h
の内容に誤りがありました。
[EW21511]STヘッダファイル
iostm32f10xx4.h
、iostm32f105xx.h
、iostm32f10xxB.h
、iostm32f10xxE.h
、iostm32f107xx.h
のADC2_SMPR2
およびADC3_SMPR2
が正しくありませんでした。
[EW21667]Atmelヘッダファイル
ioat91sam9260.h
の_AT91S_SYS
の定義が正しくありませんでした。
[EW21719]TI TMS470R1B1Mのフラッシュローダが、アドレス範囲
0x70000-0x7ffff
での書き込みに失敗していました。
[EW21722]EWARM 5.50.5:
デバイスヘッダファイルで定義されたレジスタで、[定義に移動]が機能するようになりました(__IO_REG*
マクロを使用)。
[EW21755]EWARM 5.50.5:
[プロジェクト]>[オプション...]>[一般オプション]>[ターゲット]>[コア]のオプションCortex-M4F
が、アセンブラで機能するようになりました。
[EW21772]EWARM 5.50.5:
LPC2923フラッシュローダが正しく機能しませんでした。
[EW21787]EWARM 5.50.5:
iolpc2923.hでUSBレジスタ基準アドレスが間違っていました。
[EW21788]EWARM 5.50.5:
Toshiba TMPM380-SKのサンプルで、RAMサイズが16 KBではなく、32 KBと誤って指定されていました。
[EW21867]EWARM 5.50.6:
破損した設定ファイル(.wsdt
)によって、IAR Embedded Workbenchが異常終了しなくなりました。
[EW21750]-
EWARM 5.50.6:
Toshiba TMPA900ボード上でのNUMONYX M29W640GTフラッシュの問題を修正しました。
[EWARM-1015]
Cortex-M4
ARM Cortex-M4コアのコード生成およびデバッグのサポート。トレースの機能拡張
新しい[タイムライン]ウィンドウを使用すると、コールスタックや割込みログ、データログ値を時系列に関連付けて視覚的に表すことができます。位置に依存しないコードおよびデータ
位置に依存しないコード/データをコンパイラで任意に生成できるようになりました。Cライブラリ浮動小数点の最適化
数多くのCライブラリ浮動小数点関数のスピードとサイズが最適化されました。CP15レジスタの表示
J-Link/J-traceデバッグプローブの使用時に、デバッガがCP15コプロセッサレジスタを表示できるようになりました。SC000
ARM SC000セキュアコアのコード生成およびデバッグのサポート。
V5.41 2009-12-14
プログラム修正-
複数ファイルのコンパイルモードから単一ファイルのコンパイルに切り替えたときに、"Build error: Multiple tools write to the same file"(ビルドエラー:複数のツールが同じファイルに書き込んでいます)というエラーが発生しなくなりました。.
[EW20855] -
チュートリアルが、Cortex-M3用にビルドされるように構成されました。
[EW21356] -
誤って定義されていた
iomcimx27.h
のINT_SSI
が修正されました。
[EW21410] -
エディタウィンドウでコンテキストメニューを開いたときに、[デバッグログ]ウィンドウに意味不明なエラーのエントリが生成されなくなりました。
[EW21412] -
ioat91cap7.ddf
のレジスタ定義のいくつかが修正されました。
[EW21415] -
サンプル
arm\examples\TexasInstruments\Stellaris\boards\rdk-bdc\qs-bdc
で、間違ったデバイスが選択されなくなりました。
[EW21432] -
割込み駆動型として設定した場合に、サンプル
arm\examples\NXP\LPC17xx\IAR-LPC-1768-SK\simple\ADC
のビルドが失敗しないようになりました。
[EW21465] -
LPC1764のデフォルトのフラッシュローダが正しくなりました。
[EW21486] -
EWARM 5.41.2:
ファイルをプロジェクトに追加した場合に、別のケースで既知であっても、現在のファイル名のケースが使用されるようになりました。
[EW21490] -
EWARM 5.41.2:
TI Stellaris LM3S5B91のヘッダおよびddfファイルに、一部のレジスタ定義がありませんでした。
[EW21497] -
EWARM 5.41.2:
ST STM3210xのヘッダおよびddfファイルに、一部のタイマレジスタ定義がありませんでした。
[EW21548] -
EWARM 5.41.2:
AHBモードGPIOJとGPIOA-GPIOJのレジスタ定義が、TI Stellaris LM3Sxxxxのヘッダおよびddfファイルにありませんでした。
[EW21562] -
EWARM 5.41.2:
NXP LPC2xxxの例のPINSEL初期化コードによって、トレースポートが無効になっていました。
[EW21610]
Cortex-R4F
VFPユニットユニットを持ったARM Cortex-R4Fコアのコード生成およびデバッグのサポート。Cortex-M0速度の最適化
Cortex-M0のコード生成が調整されて、コード生成の実行速度がより速くなりました。トレースの開始および停止トリガ
命令トレースは、コードの位置やデータアクセスといった条件に基づいて、開始および停止することができます。この機能が、Cortex-M3用J-Traceのトレースプローブのほか、ARM用J-Traceのトレースプローブでも使用できるようになりました。Cortex-M3用J-TraceでのSWOサポート
Cortex-M3用J-TraceのトレースプローブでSWOトレースがサポートされるようになりました。ファームウェアはデバッガによって自動的にアップグレードされます。ファイルで検索の機能拡張
[ファイルで検索]検索フィールドで、正規表現が使用可能になりました。ワークスペース相対パス
ワークスペース相対パスは、開いているエディタウィンドウに使用され、ワークスペースを別の場所に簡単に移動できるようにします。
V5.40 2009-07-10
プログラム修正'#undef'プリプロセッサディレクティブの後にプリプロセッサシンボルがない場合でも、IAR Embedded Workbench IDEが突然終了しなくなりました。
[EW20779]重複する問題(20812)がEWARM 5.30.2で修正されました:Cleanコマンドが前になければ、ライブラリプロジェクトがビルドできませんでした。
[EW20814]フラッシュローダ固有の引数が正しく文書化されていませんでした。本リリースからは、マニュアルはフラッシュローダの編集機能の一部として提供されます。
[EW20848]LPC2468 uip_webserverの例は、スタンドアロン(デバッガのコントロールなし)として機能しませんでした。
[EW20851]iolpc2470.hが何らかのビット定義により完了しました。
[EW20905]内部フラッシュのAtmel AT91SAM9XE512フラッシュローダが修正されました。
[EW20908、20990]LPC2378の例に、誤ったクロック計算のある関数が含まれていました。
[EW20930]EWARM 5.30.1から5.30.2へのアップグレードが失敗する要因となる問題が修正されました。
[EW20951]AT91sam7xc512のフラッシュローダがハングすることがありました。
[EW20955]干渉を防いでフラッシュロードが失敗しないようにするには、STM32ウォッチドッグを無効にする必要があります。ウォッチドッグを無効にするには、ユーティリティ.../arm/bin/jlinkstm32.exeを使用してください。
[EW20995]起動画面でTexasInstruments TMS470R1B1Mのサンプルアプリケーションがコピーされるとき、間違ったフォルダがコピーされました。
[EW20997]Luminary LM3S2616にLM3Sx6xxを選択すると、このチップが16KBのRAMしか持たないため失敗していました。LM3S2616を選択可能なデバイスとして追加することで、これは修正されました。
[EW21012]Atmel AT91SAM9263-EKのプロジェクト、basic-sd-spi-projectで、起動画面から起動した場合にexternal_libsが正しくコピーされませんでした。
[EW21013]内部フラッシュのAtmel AT91SAM9XE256フラッシュローダが修正されました。
[EW21072]STM32デバイス上にCRC計算ユニットレジスタがありませんでした。
[EW21078]すべてのデバイスヘッダファイルで、C形式のコメントを使用するようになりました。
[EW21081]EWARM 5.40.4:
東芝のTMPM330フラッシュローダで、エラー
Unknown or ambiguous symbol. __argc
が表示されていました。このエラーは、フラッシュダウンロードの精度には影響していませんでした。
[EW21172]EWARM 5.40.4:
ST STM32のサンプルの一部がビルドしませんでした。
[EW21179、EW21184]EWARM 5.40.4:
Analog Devicesのサンプルの一部で、フラッシュローダが有効になっていませんでした。
[EW21208]EWARM 5.40.4:
LPC2468フラッシュローダがデバッグモードで間違ってビルドされ、デバッグメッセージがシリアルポート経由で送信されていました。
[EW21216]EWARM 5.40.4:
ライブラリファイルで出力コンバータを使用できません。このオプションは、ライブラリプロジェクトのEWARMカテゴリリストから排除されました。
[EW21291]
新しいCortex-M3デバッグ機能
Cortex-M3 SWV/SWOデータの表示および解析用に、新しいプレゼンテーションの方法がいくつか加わりました。インフォメーションセンタ
チュートリアルや製品マニュアル、サンプルプロジェクトに簡単にアクセスできる統合型のナビゲーションシステムです。インフォメーションセンタを表示するには、ヘルプ>インフォメーションセンタを選択します。Cortex-R4
ARM Cortex-R4コアのコード生成およびデバッグのサポート。Cortex-M0
ARM Cortex-M0コアのコード生成およびデバッグのサポート。Cortex-M0ハードウェア上のデバッグは、J-Linkプローブを使用してサポートされます。Cortex-M3用J-Trace
Cortex-M3用J-Traceデバッグを使用して、一部のCortex-M3デバイスで使用可能なETMトレースポートをデバッガで活用できるようになりました。命令トレースは、コードの位置やデータアクセスといった条件に基づいて、開始および停止することができます。この機能には、Cortex-M3用J-Traceのトレースプローブが必要です。トレースの開始および停止トリガ
命令トレースは、コードの位置やデータアクセスといった条件に基づいて、開始および停止することができます。この機能には、Cortex-M3用J-Traceのトレースプローブが必要です。ダイレクトなフラッシュ消去およびダウンロード
フラッシュ消去とダウンロードが、デバッガを起動せずに実行できます。複数イメージのデバッグ
C-SPYは、1つのデバッグセッション中に、個別にビルドされた複数のイメージをデバッグできるようになりました。[プロジェクトオプション]->[デバッガ]->[イメージ]で、現在のアプリケーションに追加してダウンロードするイメージの場所を指定します。また、[イメージ]という新しいデバッガウィンドウもあり、ここでデバッグ情報を表示する対象のアプリケーションを選択します。Cortex-M3データブレークポイントの機能拡張
Cortex-M3のデータブレークポイントは、アクセスされた変数のアドレスに加えて、特定の値でブレークすることが可能になりました。[デバッガメモリ]ウィンドウの自動更新
プログラムの実行中に[デバッガメモリ]ウィンドウを手動または定期的に更新できます。
V5.30 2009-01-23
プログラム修正-
EWARM 5.30.2:
外部エディタが設定済みで使用されるべき場合にも、すべてのファイルがIAR Embedded Workbenchエディタで開かれていました。
[EW20794] -
EWARM 5.30.2:
Cleanコマンドが前になければ、ライブラリプロジェクトがビルドできませんでした。
[EW20812] -
EWARM 5.30.2:
'#'文字を含むC/C++マクロ定義によって、Embedded Workbench IDEが突然終了することがなくなりました。
[EW20823] -
EWARM 5.30.2:
AT91SAM7S64へのダウンロードに失敗していました。
[EW20858] -
EWARM 5.30.2:
ELF/DWARF入力ファイルをダウンロードした直後にスタックプラグインを初期化するときに、 Embedded Workbench IDEが突然終了する場合がありました。
[EW20903] -
以前は プロジェクト>オプション>リンカ>チェックサムで、チェックサムアルゴリズムのsum32を選択する方法がありませんでした。
[EW20236] -
Atmel AT91SAM9260EKのフラッシュローダがありませんでした。
[EW20301] -
以前は、例
arm\examples\ST\STR91x\STR912-SK-IAR\MassStorage
のSDカードサイズの表示が間違っていました。
[EW20333] -
Toshiba TMPA910CRのヘッダファイル、
iotmpa910cr.h
で、以前は一部の周辺レジスタが誤って定義されていました。
[EW20364] -
Atmelの例の割込みハンドラが、
AIC
割込みベクタ関数を呼び出す前に8バイト境界上のスタックをアラインメントできませんでした。
[EW20412] -
リンカ設定ファイルエディタダイアログボックスの入力式にスペースやタブ文字が含まれる場合、式が正しく0に評価できませんでした。
[EW20424] -
Atmel AT91SAM7A1およびAT91SAM7A2のデバッガ記述ファイル(
.ddf
)が、以前はありませんでしたが、現在は提供されています。
[EW20418] -
NXP LPC2364へのフラッシュダウンロードが動作しませんでした。
[EW20456, 20566] -
ILINKチェックサムフィールド、アラインメントと初期値が正常に有効化または無効化できるようになりました。
[EW20487] -
__noreturn
キーワードによって宣言された関数で、「定義に移動」が機能しませんでした。
[EW20605] -
システム起動ファイル、
cstartup_M.s
とcstartup_M.c
が評価用バージョンに追加されました。
[EW20670] -
外部でビルドされたプロジェクトのデバッグ中に、ilinkarmオプションを更新する必要がなくなりました。
[EW20707] -
テキストエディタで大量の選択項目を右クリックすると、Embedded Workbenchがクラッシュすることがありました。
[EW20751]
- 新しいCortex-M3デバッグ機能
Cortex-M3 SWV/SWOデータの表示および解析用に、新しいプレゼンテーションの方法がいくつか加わりました。- 関数プロファイラ。
- 命令トレースカウントを持つ[逆アセンブリ]ウィンドウ。
- 時間の情報など、最大4つの異なるメモリ位置または領域へのアクセスを記録する[データログ]ウィンドウ。各メモリ位置の要約された概要も利用できます。
- 時間の情報など、割込みへの入口と出口を記録する[割込みログ]ウィンドウ。それぞれの割込みソースの要約された概要も利用できます。
- それぞれの割込みソースについて、タイムスケールの割込みアクティビティを表示する[割込みグラフ]ウィンドウ。
- 機能拡張された[SWOトレース]ウィンドウ。
- SWDインタフェースを使用したJ-Linkダウンロードの速度が40%改善されました。
詳しくは、デバッグガイドを参照してください。
- コンパイラサイズの最適化
コンパイラオプティマイザが、Cortex-M3のコードについて業界で一般的なコードサイズを生成するように調整されました。 - イニシャライザの圧縮
リンカは初期化したデータを圧縮して、フラッシュの使用を最小に抑えることができます。圧縮されたデータは、フラッシュからRAMに移動すると起動コードによって自動的に解凍されます。詳しくは、開発ガイドを参照してください。 - MISRA-C:2004サポート
IAR Embedded Workbenchには、ソースコードがMISRA-C:2004標準に適合しているか確認する機能が追加されました。 - ST ST-LINKデバッグプローブ
ST ST-LINK JTAGデバッグプローブのサポート。 - ARM7EJ-S
ARM7EJ-Sコアのサポート。 - リンカ設定ファイルエディタのフィールドと内容が、コア、従来のARMまたはCortexのタイプに合わせて動的に調整されます。
V5.20 2008-06-24
プログラム修正定義
SPI_CSR0-SPI_CSR3
が、ファイルioat91sam7s64.ddf
に戻されました。
[EW16853]USBインタフェースの
UDP_CSR0-3
およびUDP_FDR0-3
定義が、Atmel AT91SAM7S64、128、256のCヘッダおよびDDFファイルに復元されました。
[EW17163]リンカまたは出力コンバータからの出力ファイルの拡張子がアセンブラやコンパイラの有効な拡張子である場合に、IDEがフリーズまたはクラッシュしなくなりました。
[EW17515]IDE変数
TARGET_DIR
を使用して、$TARGET_DIR$\..\..
などの親ディレクトリにアクセスしたときに、IDEがクラッシュしていました。
[EW17756]AIC_SMR0-AIC_SMR31
およびAIC_SVR0-AIC_SVR31
の定義が、ファイルioat91sam7s64.ddf
とioat91sam7xc256.ddf
に戻されました。
[EW17830、19000]Atmelのサンプルプロジェクトが、起動画面から開けるようになりました。
[EW17869]ドル記号'$'を含むパスが正しく処理されるようになりました。
[EW18252][IDEオプション]ダイアログボックスで[ブラウズ情報を生成]オプションを選択すると、再帰的マクロがプリプロセッサの式で使用可能になりました。
[EW18721]再帰的な#includeプリプロセッサディレクティブが使用できるようになりました。
[EW19037]フルのバイトで構成されている限り、どんな長さのフィルパターンも使用できるようになりました。ただし、0xで始まる16進数の表記で指定する必要があります。
[EW19697]Texas Instrumentsのサンプルプロジェクトが、起動画面から開けるようになりました。
[EW19795]デバッガマクロstr91x-isc.macが、STR91xのレビジョンGおよびHに対して正しく機能しませんでした。
[EW19931]一部のSTM32アプリケーションレイアウトが、コードをフラッシュにダウンロードするときにエラーを引き起こす可能性がありました。
[EW20027]存在しなかったSPIおよびAICレジスタが、
ioat91sam7s256.ddf
に追加されました。
[EW20028]iostr912f.h
で、UART_RSECR
レジスタの誤った名前UART0_RSR
が訂正されました。
[EW20074]
#define X(y) #x
という誤った形式のプリプロセッサディレクティブによって、Embedded Workbench IDEが異常終了することがありました。これは修正されました。
[EW20096]オプションダイアログでBE32が選択されている場合、コマンドラインオプション
--BE32
がリンカに送られるようになりました。
[EW20118]HECC_CR、HECC_MR、HECC_SR、HECC_PR、HECC_NPR、HECC_VR
の複数の定義が、ファイルioat91sam9260.ddf
から削除されました。
[EW20121]
- 複数ファイルのコンパイル
IDEを使用して、1つのユニットにコンパイルされる複数ファイルを持つコンパイルユニットを定義できるようになりました。これにより、コンパイラがコードの最適化でさらに広いスコープに対応可能となります。 - Cortex-M3 SWV/SWO
Cortex-M3 SWOチャンネル経由で送信されるCortex-M3 SWV (Single Wire Viewer)トレースパケットを、デバッガで表示できます。トレースパケットのタイプの選択については、ユーザにすべての権限があります。通信レートは、J-Link v7またはそれ以降を使用する場合6MHzです(J-Linkの旧バージョンの場合は500 kHz)。 - SWOを介したPrintfがボタンをクリックするだけで可能に
Cortex-M3の場合、printf出力はSWOチャンネル(SWDインタフェースの一部)経由で送信し、デバッガのターミナルI/Oウィンドウに表示することができます。この利点は、CPUを停止する必要がないため、デバッグログメッセージのパフォーマンスがリアルタイムである点です。
有効にするには以下の順に選択します:プロジェクトオプション>一般オプション>ライブラリ設定>SWO経由。 - DCCを介したPrintf
ARM7とARM9の場合、printf出力はDCCチャンネル経由で送信し、デバッガのターミナルI/Oウィンドウに表示できます。この利点は、CPUを停止する必要がないため、デバッグログメッセージのパフォーマンスがリアルタイムである点です。
詳しくはこちらを参照してください。 - フラッシュブレークポイント
フラッシュブレークポイントでは、フラッシュ内のコードを検索している場合にも、無制限にブレークポイントをアクティブにすることができます。フラッシュブレークポイントは、J-Linkプローブで提供されているほか、個別の製品としても入手できます。 - コンパイラ速度の最適化
コンパイラオプティマイザが、Cortex-M3のコードについて業界トップクラスの実行速度を実現するよう調整されました。 - VFP
浮動小数点コプロセッサのVFPv1およびVFPv2のサポート。 - 他のリンクイメージへの参照によるリンク
あるリンクイメージからのシンボルを、別のイメージをリンクする際の入力として使用できます。これは、アプリケーションが常駐(ROM)イメージ内のコードに依存する場合に便利です。詳しくは、ISymExportツールの説明を参照してください。 - J-Linkコントロールパネル
デバッグセッションがアクティブな場合、Windowsの通知領域にあるJ-Linkボタンを使用してJ-Linkコントロールパネルを有効にできます。コントロールパネルによって、J-Linkの設定パラメータにアクセスでき、J-Linkのステータス情報が表示されます。 - $CONFIG_NAME$
新しい引数変数の$CONFIG_NAME$が追加されました。この引数変数は、現在のビルド構成の名前(Debug、Releaseなど)に展開します。 - IAR独自の派生セミホスティング
SVC命令を使用しないため、SVCベクタ上にブレークポイントを設定する必要がないIAR独自の派生セミホスティングを選択できます。RTOSなど、自身のためにSVCベクタを必要とするアプリケーションをデバッグするときに便利です。
V5.11 2007-11-28
プログラム修正デフォルトのオブジェクトファイル出力ディレクトリを変更しても、IDEが出力ファイルの2つのコピーをリンクしなくなりました。
[EW17458]Texas Instruments HETアセンブラ、
het470.exe
がC出力ファイルを生成できない場合がありました。
HETアセンブラhet470.exe
にクリーンな環境を作成する目的で、HETアセンブララッパのhet470wrap.exe
が用意されました。.
さらに、サンプルのカスタムビルド規則がダミーの引数-iii
によって変更され、一部の環境で問題の改善が見られています。
この問題は、アップデートされたhet470.exeによって完全に解決されました。
[EW18098]デフォルトのフラッシュローダのコマンドライン引数が、デバイス設定(
i79
)ファイルから読込み可能です。
[EW18713]AT91SAM7S512フラッシュローダが、デュアルのEmbedded Flash Controllerを処理できるようになりました。
[EW19036]エディタウィンドウの関数ブラウザが、'名前空間'ブロック内の関数を認識するようになりました。
[EW19230]存在しなかったレジスタが、STR912FAデバイスサポートファイルに追加されました。
[EW19349]STR912-SKボードのすべてのサンプルプロジェクトが、ボードの電源サイクルの後も実行されるようになりました。
[EW19353]ILINK設定ファイルエディタが、編集のたびにファイル末尾のデータを失わなくなりました。
[EW19447、19401]追加ライブラリの追加(リンカ->ライブラリオプションダイアログを使用)が機能するようになりました。
[EW19477]TMS470R1M1Bは、チップ保護機構のためにリセットベクタに
LDR
命令を持つことができません。B
命令である必要があります。ある固有のcstartup.s
ファイルが、適切なサンプルに追加されました。
[EW19479]プロジェクトの設定をコピーする際、プロジェクト内のファイルステータス、'ビルドから除外'がコピーされるようになりました。
[EW19482]NXP LPCデバイスのすべてのヘッダファイルが、
IO0PIN
とIO1PIN
をリードオンリーとして正しく定義するようになりました。
[EW19489]フラッシュローダ、LPC2378とLPC2468が、フラッシュの最後の4KBを使用するようになりました。
[EW19524]プリプロセッサディレクティブ内での0による除算によって、IAR Embedded Workbenchが異常終了しなくなりました。
[EW19549]出力先ディレクトリを変更しても、ビルドで問題が発生しなくなりました。
[EW19551]STM32のサンプルで、
0x20000004
からの4バイトに対して検証エラーが発生しなくなりました。
[EW19680]0x00-0x0F
の範囲で、チェックサムのフィルパターンが機能するようになりました。ただし、0xFF
より大きく、最も重要な部分に0を持つパターンは、これまでと同じく動作しません。
[EW19697]リンカ > 診断ページのすべてのワーニングをエラーとして処理オプションが、リンカの失敗を引き起こさなくなりました。
[EW19699]i.MX21のフラッシュローダが、RoHSに準拠するi.MX21 ADSEで使用されるSpansion S29WS128N0PBFW01をサポートするようになりました。
[EW19706]iomcimx27.h
の誤ったビット構造体定義が修正されました。
[EW19728]arm\examples\ST\STR91x\STR91xlibrary\examples\UART
のreadme.txt
で、PC RS232ケーブルのオスとメスが正しく指定されています。.
[EW19732]
- Cortex-M1
ARM Cortex-M1コアのコード生成およびデバッグのサポート。Cortex-M1ハードウェア上のデバッグは、J-Linkプローブを使用してサポートされます。 - J-LinkによるARM11デバッグ
J-LinkドライバがARM11をサポートするようになりました。 -
システム環境変数の拡張
システム環境変数が、内蔵の引数変数と同じように、IDE内から拡張可能になりました。
構文:<$_environment variable name_$
たとえば、システム環境変数HOMEPATH
をIDE内のパスで使用するには、
$_HOMEPATH_$\CONFIG\linkerconf.icf
と記述します。 -
エディタの背景色
テキストエディタの背景色を選択できるようになりました。
-
J-Link STR9 Commander (コマンドラインツール)
J-Link Commander (arm\bin\JLinkSTR91x.exe
) は、ST STR91xコアの設定に使用するツールです。フラッシュ設定レジスタの設定やフラッシュの消去など、一部のSTR9固有のコマンドを許可します。このツールを使用して、プログラムがフラッシュにある場合(ARMコアが停止します)でも、コントローラのフラッシュを消去することができます。このツールについては、J-Link/J-Traceユーザガイドで説明しています。
V5.10 2007-05-25
プログラム修正
IDEの個々のC/C++ソースコードに対して、Arm/Thumbモードを選択可能になりました。
[EW14209]カスタムビルド規則で、ビルド操作中に規則を適用するかどうかを決定する際、追加入力ファイルにリストされたファイルが正しく選択されない場合がありました。
[EW18659]NXP LPC2xxxデバイスのDDFファイルが、高速IOレジスタの冗長なインスタンスを含んでいました。
[EW18720]AT91SAM7S-割込みの例で、FLASH_Debug設定におけるフラッシュダウンロードが有効化されませんでした。
[EW18733]Atmel FlashAT91SAM7Sxフラッシュローダの起動エラーが修正されました。
[EW18734]iomc9328mx1.h
ファイルがUART3を定義するようになりました。
[EW18748]iomc9328mx1.h
ファイルが、SSI2_CLK_EN
ビットおよびUART3_CLK_EN
ビットを定義するようになりました。
[EW18766]LPC2148 Audiodeviceの例が、キャプチャモードに関して
PINSEL1_bit.P0_17
およびPINSEL1_bit.P0_18
の間違った設定を使用していました。
[EW18817]iotms470r1a288.h
ファイルがC2SIB
レジスタを定義するようになりました。
[EW18834]STR750およびSTR912のマスストレージの例に関する問題を修正しました。
[EW18897、EW18941、EW18942]MAC7121のIC2の定義を修正しました。
[EW18905]iolpc2210.h
ファイルが、U0TER
、U1TER
、T0CTCR
、T1CTCR
、SCS
のレジスタを定義するようになりました。
[EW18928]default.i79
ファイルが破損していました。
[EW18952]Nohau NXP LPC288xの例で、フラッシュメモリへのロードが失敗しました。
[EW18953]LPC214x USB uart virtual comの例を修正しました。
[EW18965]Freescale i.MX21フラッシュローダを修正しました。
[EW18985]iolpc2138.h
ファイルが、__pinsel1_bits
構造体でP0_26-P0_31を定義するようになりました。
[EW19002]ヘッダファイル
iolpc2138.h
中のAD0とAD1のアドレスを修正しました。
[EW19075][IDEオプション]ダイアログボックスの追加インクルードディレクトリリスト(プロジェクト->オプション->C/C++ コンパイラ->プリプロセッサ)が、リストがブランクの行で始まる場合に、セッション間で保存されませんでした。
[EW19084]iotms470r1b1m.h
ファイルが、DWCTRL
、DWKEY
、DWPRLD
を定義するようになりました。
[EW19131]
- ARM EABI準拠
IAR C/C++コンパイラ、アセンブラ、リンカおよびデバッガは、ELF/DWARF 3.0に基づいて、ARM EABI 2.0(Embedded Application Binary Interface for ARM)に準拠しています。AEABIに準拠すると、他のベンダにより提供されるツールでも、モジュールを他の任意のAEABI準拠モジュールとリンクできるというメリットがあります。たとえば、GNU、ARM RealViewおよびARM用IAR Embedded Workbenchをまとめてリンクすることができます。詳しくは、http://www.arm.com/products/DevTools/ABI.htmlをご覧ください。 - ETB
デバッガは、一部のARMデバイスで使用可能なETB (Embedded Trace Buffer) からのトレースデータを表示できるようになりました。これは、J-Linkプローブの使用時にサポートされています。 - データブレークポイント
実際のハードウェア上でデータブレークポイントがサポートされるようになりました。データブレークポイント機能は、J-Link、RDI、Macraigor、Luminary FTDIのデバッガドライバによりサポートされています。 - GDBサーバ接続
GDBサーバへの接続用デバッガドライバが用意されています。これは、ST STR9-comStick開発キットとともに使用するよう意図されています。その他の用法はすべて、実験的なものと考えられています。 - I/Oレジスタ定義ファイル
レジスタへのシンボルアクセス用I/Oレジスタ定義ファイルは、プログラミング中(Cおよびアセンブラ)とデバッグ中の両方で使用されます。本リリースのその他のファイルは、以下の製品向けに提供されています。- Freescale MCIMX27、MCIMX31
- Luminary LM3S317、LM3S617、LM3S618、LM3S817、LM3S818、LM3S2110、LM3S2139、LM3S2410、LM3S2412、LM3S2432、LM3S2533、LM3S2620、LM3S2637、LM3S2651、LM3S2730、LM3S2739、LM3S2939、LM3S2948、LM3S2950、LM3S2965、LM3S6100、LM3S6110、LM3S6420、LM3S6422、LM3S6432、LM3S6610、LM3S6633、LM3S6637、LM3S6730、LM3S6938、LM3S6952、LM3S6965
- NXP LPC2109
- NXP SJA2020
- ST STM32F101、STM32F103、STR751、STR752、STR755、STR910FA、STR911FA、STR912FA
- Winbond W90P710