標準版
標準版にはすべての機能が備わっています。
Cortex-M版
Cortex-M版は、以下の制約を持ったIAR Embedded Workbenchのバージョンです。- Cortex-M0、Cortex-M1、Cortex-M3、Cortex-M4への限られたARMコアサポート。
限定版
限定版は、デバッガを除くIAR Embedded Workbenchバージョンです。パッケージ内容は次のとおりです。
- IAR C-SPYデバッガは装備されていません。
- MISRA-Cチェック機能はありません。
BaseLine版
BaseLine版は、以下の制約を持ったIAR Embedded Workbenchの低価格バージョンです。- コンパイラは、定数データを除き、最大で256KBの生成コードをサポートします。
- MISRA-Cチェック機能はありません。
- Powerデバッグは使用できません。
- リンカは、定数データを除き、C/C++およびアセンブラのソースコードを元にして最大で256KBをリンクします。
- デバッガは、定数データを除き、最大で256KBのコードをロードします。
コードサイズ制限版
コードサイズ制限版は、IAR Embedded Workbenchの特別なスターターキット/評価バージョンです。コードサイズおよび提供されるサービスとサポートに制限があります。パッケージ内容は次のとおりです。- コンパイラのコード制限は通常、定数データを除いて32KB(Cortex-M0とCortex-M1では8KB)に設定されています。これは、Cortex-M3を含めて、サポートされているすべてのARMコアに共通です。
- MISRA-Cチェック機能はありません。
- Powerデバッグは使用できません。
- ランタイムライブラリのソースコードは含まれていません。
- リンカは、定数データを除いて、C/C++およびアセンブラコードを元とするプリセットのコードサイズ制限までのバイト数をリンクします。
- 定数データを除いて、デバッガはプリセットのコードサイズ上限までロードします。
- コンパイラによって生成されたオブジェクトファイルは、暗号化された形式になっており、IAR ILINKリンカでのみ読取り可能です。リンカはまた、以前のコードおよびサードパーティのコードをリンクするために、AEABIに準拠するELF/DWARFコードを読み取ります。
- コンパイラアセンブリリストの出力は無効になっています。
評価版
評価版は、30日間使用できる期間限定の評価用バージョンです。パッケージ内容は次のとおりです。- 評価キー生成後30日で有効期間が終わります。
- MISRA-Cチェック機能はありません。
- ランタイムライブラリのソースコードは含まれていません。
- コンパイラによって生成されたオブジェクトファイルは、暗号化された形式になっており、IAR ILINKリンカでのみ読取り可能です。リンカはまた、以前のコードおよびサードパーティのコードをリンクするために、AEABIに準拠するELF/DWARFコードを読み取ります。
- コンパイラアセンブリリストの出力は無効になっています。